後(あと)から気(き)づいた
積(つ)み上(あ)げた軌跡(きせき)
つらさの奥(おく)から
許(ゆる)せない思(おも)い

たくさんのありがとう
全部(ぜんぶ)投(な)げ出(だ)した
大切(たいせつ)なものだけ
消(き)えて失(うしな)った

涙(なみだ)流(なが)れた　苦(くる)しいほどに
忘(わす)れがちな言葉(ことば)を　強(つよ)く
僕(ぼく)は歩(ある)いた
誰(だれ)かのために明日(みらい)を
見(み)つめて

昔(むかし)のやさしさ
どこかで置(お)いてきた
一緒(いっしょ)に失(な)くした
願(ねが)っていた思(おも)い

手(て)を伸(の)ばしても届(とど)かず
僕(ぼく)は夢中(むちゅう)になり
届(とど)かせたその時(とき)
君(きみ)を傷(きず)つけた

痛(いた)み気(き)づかず　走(はし)り続(つづ)けた
僕(ぼく)が泣(な)かせたのかな　嫌(きら)い
癒(い)えないけれど
せめて僅(わず)かなだけでも
差(さ)し伸(の)べて

どうして僕(ぼく)は知(し)らずに
抱(かか)えたものを捨(す)てていた
君(きみ)はたくさんの傷(きず)を負(お)いながら
拾(ひろ)っていた

涙(なみだ)流(なが)れた　苦(くる)しいほどに
忘(わす)れがちな言葉(ことば)を　強(つよ)く
僕(ぼく)は歩(ある)いた
誰(だれ)かのために明日(みらい)を
君(きみ)がいたから　見(み)つめてゆく
ありがとう